2017年12月25日
葬儀に参列するときは、社会人として恥ずかしくないように、あらかじめマナーをしっかり頭に入れておくことが重要です。服装や身だしなみに関することはもちろんのこと、香典など、細かなことを覚えておけば、急に訃報を受けたときも慌てることがありません。
特に焼香に関することは難しいことが多く、正しいやり方や作法がわからないという人が多いと言われています。大人になるとわからないことがあっても人に聞きにくい場合があるので、あらかじめインターネットなどで正しいやり方や注意点を勉強しておくとよいでしょう。
お焼香のやり方は、まずは喪主や親族、僧侶に一礼をしてから祭壇に進みます。そして、右手の親指と人差し指、中指の2本で抹香をつまんで、額の高さまで上げてから、指をこすりながら香炉に落とすのが基本です。回数は宗派によって異なりますが、これを1回から3回行います。終わったら祭壇に合掌した後、喪主や親族、僧侶に一礼をしてから席に戻ります。式場の様式や規模によってやり方が異なりますので、不安な場合はあらかじめ式場に確認しておくと安心です。さらに、マナーと同時にタブーも頭に入れておけば、遺族の方に失礼にあたることがありません。たとえば、順番を守らないのはタブーだと言われています。そのため、どんなに急いでいるときでも順番をきちんと守ることが重要です。他にも、遺族に声をかけることや、座礼焼香で移動するときに立ち上がるのもタブーだと言われています。