2017年05月05日
葬儀におけるお別れの作法である焼香は、仏式の場合のみと考えられています。実際に仏式で行うお通夜や告別式の際にはその式次第に必ず含まれています。それぞれの宗派によって作法には多少の違いがあります。抹香をつまんで押し頂く回数など、またお線香で行う場合のお線香のあげ方なども異なる場合があるようです。
しかし、宗派による違いを完璧に理解して行わなくてはいけないということはありません。葬儀はやり直しがきくものではありません。そのため、間違った作法を行ってしまうと後になって悔やまれるので完璧にしたいという人もいます。
けれども大切なのは遺族に対するお悔やみの気持ちです。心からの気持ちを持って行えば失礼にあたることはないということは覚えておくべきでしょう。葬儀において仏式で行うだけだと考えられていることでもキリスト教で行うこともあるようです。
キリスト教式の葬儀は、カトリックとプロテスタントで異なる点があります。基本的にキリスト教では、葬儀は亡くなった人を神に委ねるために行うことだとされています。そのため、故人が神のそばに召されるように祈ることが中心となります。
祈りはすべて神にささげられるそうです。キリスト教においては、人が亡くなることは穢れではないため、清めの儀式はせず、家に忌中札を出すことも行いません。お花やお酒を供えることもしません。儀式の内容は聖書の朗読や祈り、讃美歌、献花などカトリックにもプロテスタントにも共通していますが、その順序が少し入れ替わったりしています。
けれども、カトリックでは行い、プロテスタントでは行わないこともあり、それが焼香だそうです。カトリックでは日本の葬儀習慣も取り入れています。儀式では聖書の朗読や祈りの後で故人を神に委ねる告別と葬送が行われます。
その時に故人の略歴や弔事、弔電の披露、献花もあり、それととともに焼香も行われるようです。仏式の場合にのみ行うことばかりではなく、クリスチャンであっても理解しておく必要がある仏式の作法もあるということは理解しておくほうが良いかもしれません。
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